20170209 数回目の雪の日

雪が積もるって新鮮!

 

奈良に暮らして6回目の冬だけれど、雪が積もるというのはほとんどない。一度、数年前にどぎつい降りかたした時があったなぁと思うくらい。

当時は、確か、猿沢池の水が抜かれていて、猿沢池の中に雪だるまが作ってあったのを覚えてる。

 

今日は仕事の都合で奈良公園周辺へ行った。

ついでに浮御堂はどんなふうでしょ…と思い…

 

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雨に変わったような時だったので、雪どけは始まっていたけれど、それでも、綺麗だよね。良いなぁ。

 

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早朝はもっと雪の面積が広くて、この時より別世界のようだったと思うよ。

雪どけの始まっていたこの時間でもカメラを持った人がたくさんいたから、早朝はもっといたかもね。

 

 

滅多に雪が積もらなくて、別の町に来たような感覚。

屋根が低い家が多くて、車を走らせていると屋根の雪が飛び込んでくる。だから、目の前がなんとなく明るくって、運転しにくいような、しやすいような。

 

 

もうすぐお水取りだから、もうすぐ春!

 

 

 

20170206 さぼり、むさぼり、いかり

なんとなーく、個人的には奈良はハロウィンよりも節分の時期が盛り上がるような気がしている。

 

それもそんなイメージがあるだけで…

 

なので、今年は仕事を定時ダッシュ!で、興福寺へ行ってみた。

猿沢池や五十二階の階段あたりの人の影はまばら…で、不安になりながら興福寺敷地へ入るとすぐ安心。夜にしては結構な人の数。こんな寒いのに。

 

とても寒いので(奈良公園付近の冷え込みは本当に深々と感じる)、鬼の登場から松明を持って暴れて、毘沙門天さまに退治される~までをを見届けて退散。

 

でも、それが面白くって。寸劇始まった!?と思った。キチンとした法要の後、一気にコミカルな空気になる。

 

興福寺の節分行事:追儺会(鬼追い式)についての解説が入り、みんな(そこにいるみんな)で鬼を呼ぶ。(3匹呼ぶ)

「せーのっ!」

「「「あかおにー!!!」」」

 

わたしの後ろで見ていた若者が「鬼呼んだら意味なくない??(笑)」って言ってた。ちょっとうなずいてしまった。

 

鬼が出てきた後のアナウンス(実況)も面白くて…

「鬼、もっと暴れてくださーい!」

こんなふうに。鬼ものしのし歩いては「オー!!!」と叫び、怖がらせつつ、きちんと写真映えするポーズをとって止まってくれる。サービス精神旺盛!

 

毘沙門天さまがくるまで暴れてくださいよぉ~!」

「鬼が松明をよこせと言っていまーす!」

 

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それから松明を持って暴れまくったところでまたみんなでコールタイムきた。

 

「せーのっ!」

「「「毘沙門天さまぁー!!!」」」

ヒーローを呼ぶのはなんとなく童心にかえる気持ちで良かったなぁ。

それから鬼も倒され、おわり。

 

わたしはここで興福寺を後にしたけれど、この後から(すでに19時半は過ぎ…)豆まきとのこと。どんな流れかはわからないけれど豪華景品も用意されているイベントもあるそうな。

 

夜もこんだけ盛り上がれる節分、いいじゃないか!と思う。

(ちなみに昼間もいたるところで節分行事やっているよ)

20170122 かたらい、名前がつく山から

昔から得意ではなく、中学の頃からきちんと勉強してきたことはない、歴史・日本史。

人生で一番勉強した、高校3年のセンター試験だって歴史系は受験していない。地理は受験したかな…。

 

奈良の各地を巡っていると歴史の話題は避けて通れないのだけれど、毎度頭にハテナ?を掲げており…。

ただ、年末の家族旅行で訪れた談山神社では、わたしでも聞いたことのある名前、言葉などを目にして楽しかった。純粋に!

 

談山神社のシンボルは写真奥の十三重塔。

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紅葉が有名なので、この写真では伝わらない良さ。少し申し訳ない気持ち…。

 

この場所(正確には裏の山)で「大化の改新」について話し合われたようだよ。

だからその山は「談い山」と呼ばれ、神社の由来にもなっている。

 

語らったのは、中臣鎌子中大兄皇子で、日本国について熱く語り合ったらしい。

 

そんな遠い昔の人が、日本語で、日本について、どんな風に話していたんだろうね。

当時、見えている世界は今よりも狭かっただろうけど(今はネットもあわせると広すぎる)、絶えず争いはあって、でも幸福を感じることはそりゃぁあっただろうし。

 

おとぎ話としかイメージできず、歯がゆいなぁ。

 

 

 

ちなみに奈良検定については、布団の中にいることを選択したため受験しておりません…。

20170108 家族でナラ活-年末のことですが-

今年もどうぞよろしくお願いします。今さら感がすごいのとブログの続かなさがすごい。

 

暮らす奈良のネタ集めに奔走していたわけですが、それをさらに文章にするっていうのはとても体力のいることだと痛感しているところで。

先日今年の目標を発表する場があった際にうっかりブログについて触れずに終わろうとしたら、「ブログは!?」とツッコミがあったので、ぼちぼちマイペースに更新は、したい。2017年の目標改めまして…「ブログをマイペースに更新する」!

 

さて、表題にもあるように関東にいる家族がそろって年末に奈良に遊びに来た。(昨年も来てくれていた。)

わたしももう奈良で暮らして6年目なので、家族もそれなりに関西へ足を運んだ回数も多く、正直奈良市内の観光地という観光地は行きつくしていたと思う。

そこで父の希望で奈良市を飛び出してみようということに。

 

先日話題にした桜井市大神神社へリベンジ!

奈良市からレンタカーで向かう。わたしの運転。先日ブログに記載したように大神神社までの道中、桜井市三輪そうめんが…とかそんな話を。

そして先日と同様大きな鳥居が見えてきたらまずは大鳥居の真下の駐車場に停め、写真撮影。そこから車で少しだけ先の駐車場へ移動して奥へ向かう。

 

お正月準備の施された綺麗な大神神社

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思ったより拝殿までそう遠くはなかった。地図でみると大鳥居から線路をこえて…と遠そうに思っていたけれど。線路も確か単線だったかな。単線の良い風景で、三輪駅がすぐ近くにある。

 

奈良盆地を前にして三輪山に鎮まり坐す大物主大神。人間の暮らしを守ってくれている。日本最古の神社。(酒造りの神様でもある。)

 

由緒等記載されているパンフレットを2種類もらったのだけれど、地図メインの方が可愛かったので、写真でご紹介を。神様が山に鎮まるために本殿は設けていないようで、確かに地図には本殿がない。

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広いなぁ。三輪山見どころたくさんある。

 

大神神社はお酒とうさぎでも有名。古い歴史があるのでいろいろな言い伝えがあるようだよ。

 

20161119 大きな鳥居が守る街

わたしが普段暮らす奈良市内には春日大社があり、東大寺がある(大まかに言うと)。

 

でも、奈良県内にはもっとたくさん、わたしたちを守ってくれるものがある。

先日、1人で橿原市まで車を走らせることがあった。

それまでの道中には天理市があって、天理教があるし、目的地橿原市には橿原神宮があって、ここもまた、神々しい空気が漂う(気がする)。

 

わたしは奈良市外のことになると知らないことばかりなのだけれど、改めてゆっくり車を走らせていると気づくことがたくさんあるなぁ。

 

橿原市に続いて一昨日は桜井市に行った。距離的には橿原市に行くのと変わらない。

知識として知ってはいたけれど、ここもまた大神神社(おおみわじんじゃ)に守られているんだ!と感じた。

 

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街中にドンと現れる大鳥居。

比較的最近建てられたもののようだけれど、街中にこんな大きな鳥居が建っちゃうくらいすごいんだなぁ、大神神社

車道をまたぐ鳥居の中では日本一らしい。

 

お恥ずかしながら、大神神社が「我が国最古の神社」であること、どこか別の頭では知っていたような気がするけれど、大神神社由緒を読んで、改めて再認識。

本殿を設けず三輪山に祈る神社。そうなんだ…。

 

この日は時間がなくて奥まで行けなかった。地図で見たら大鳥居から拝殿までかなりの距離だ。それもそうか…三輪山がご神体だもんな。

見所がたくさんありそうなので、今度改めて時間を設けて訪れたい。

 

 

ちなみに桜井市に入った途端「三輪そうめん○○」という看板の多いこと…。

天理市に入ると詰所があちこちで見られるように、桜井市三輪そうめん三輪そうめんにも守られているんだなぁ。

20161110 あなたのナラとわたしのNARA

先日に、くまモン生みの親として有名な水野学さんのトークイベントへ。

 

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写真はトークイベントの特典、花ふきんと、明治チョコ×中川政七商店ラベルの板チョコ。柿(奈良・田原地区産)はおまけ。

 

最後に質問タイムがあり、その時に恐る恐る手を挙げ、質問をした。
最近で一番緊張した!いや、それはどうでもいいことで、本題は、その質問への水野さんの回答の中で挙がった話題と、それに対する知り合いの感想が興味深かったので記録しておこう…ということ。

 

ちなみに、トークイベントは奈良の「中川政七商店」300周年の記念で。
水野さんはそこの様々なもののデザインやプロデュースを手掛けている。

1時間という時間だったので、ふわっと、ぐっと、トントンと、笑いが起こりながら軽快に、あっという間に終わったように感じた。(楽しかった。)


さて、水野さんの回答の中で挙がった話題だけれど、
「僕は、あの商店街を1つ抜けたところにあるお餅屋さん、中谷堂、好きですよ。」
というもの。

東向き商店街と餅飯殿商店街の間にある中谷堂、たまにテレビに出演されているね。高速餅つきで。


そんな水野さんに対して知り合いの感想は、
「水野さんはとてもステキな方だけれど、やっぱりまだあんまり奈良のことは知らないわねぇ。(軽いカンジで)」

続けて、他にも良いお餅屋さんも…云々とも言っていた気がする。軽いカンジでね。水野さんを否定しているわけではない。

 

文字だとどうしてもニュアンスが伝わりにくいけれど、なんとなく、これは"地元民の"感想という印象だった。

 

奈良の、イイモノをイイカンジにヨク見せようと思考を巡らせている水野さんの言葉に対する感想としては、なんとなく腑に落ちなかった。

 

水野さんは、おそらく地元民の立場で奈良を考えることもあるだろうし、外の人間の立場で考えることもあるだろうと思う。

だから、地元民の考えとすれ違うこともあると思う。

 

わたしは地元民ではないし元々は外の人間で、でも奈良で暮らしていて、それで奈良でフツーの暮らしをしたいわけではないので「わたしの立場から見る奈良」や「わたしが思う奈良」を考える良いきっかけだった。

 

ある意味、宙ぶらりんな立ち位置でわたしは、奈良で、どんな奈良を、発見できるだろうね。

 

20161105 轟きの橋

南都銀行発行の例の問題集を進めていると、現地に行って確かめてみよう!と思えるのが嬉しく…。

 

南都八景の1つ「轟橋の旅人」の轟橋跡地と思われる場所に行ってみた。

もう橋なんてないけれど、石碑と、足元に石畳が切り替わっている目印が。

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(わかりにくすぎる…)

 

県庁の東側。

 

「うち渡る 人めも絶えず 行く駒の ふみこそならせ とどろきの橋」

奈良の街道を代表するところにかかっていた橋だから、いろんな人が行き交って足音轟くって意味かな。もちろん諸説ありだ。

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ちなみにここらへん雲井坂と呼ばれていたらしく、雲井坂の石碑もあった。

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