なんとなーく、個人的には奈良はハロウィンよりも節分の時期が盛り上がるような気がしている。
それもそんなイメージがあるだけで…
猿沢池や五十二階の階段あたりの人の影はまばら…で、不安になりながら興福寺敷地へ入るとすぐ安心。夜にしては結構な人の数。こんな寒いのに。
とても寒いので(奈良公園付近の冷え込みは本当に深々と感じる)、鬼の登場から松明を持って暴れて、毘沙門天さまに退治される~までをを見届けて退散。
でも、それが面白くって。寸劇始まった!?と思った。キチンとした法要の後、一気にコミカルな空気になる。
興福寺の節分行事:追儺会(鬼追い式)についての解説が入り、みんな(そこにいるみんな)で鬼を呼ぶ。(3匹呼ぶ)
「せーのっ!」
「「「あかおにー!!!」」」
わたしの後ろで見ていた若者が「鬼呼んだら意味なくない??(笑)」って言ってた。ちょっとうなずいてしまった。
鬼が出てきた後のアナウンス(実況)も面白くて…
「鬼、もっと暴れてくださーい!」
こんなふうに。鬼ものしのし歩いては「オー!!!」と叫び、怖がらせつつ、きちんと写真映えするポーズをとって止まってくれる。サービス精神旺盛!
「毘沙門天さまがくるまで暴れてくださいよぉ~!」
「鬼が松明をよこせと言っていまーす!」
それから松明を持って暴れまくったところでまたみんなでコールタイムきた。
「せーのっ!」
「「「毘沙門天さまぁー!!!」」」
ヒーローを呼ぶのはなんとなく童心にかえる気持ちで良かったなぁ。
それから鬼も倒され、おわり。
わたしはここで興福寺を後にしたけれど、この後から(すでに19時半は過ぎ…)豆まきとのこと。どんな流れかはわからないけれど豪華景品も用意されているイベントもあるそうな。
夜もこんだけ盛り上がれる節分、いいじゃないか!と思う。
(ちなみに昼間もいたるところで節分行事やっているよ)